強い国づくりのために
(2014年1月発行World Navi)

 2012年12月の総選挙で自民党公認を得て、7年3カ月ぶりに国会に復帰いたしました。早々、第2次安倍内閣にて防衛大臣政務官を拝命。国の安全保障・災害対策の仕事をさせていただきました。この間、北朝鮮のミサイル発射問題、尖閣諸島周辺への中国の公船や航空機の領海・領空侵犯があり、今もなお続いています。
 我が国は専守防衛が基本です。外国からの侵入・浸出を未然に防ぎ、有事に至らぬよう努めなくてはなりません。そのためにも、外交力、防衛力を更に高める必要があります。毎年減り続けていた防衛予算も昨年、自民党政権復活かつ安倍政権誕生で増額でき、少しずつですが防衛力整備が前進しています。
 そして、昨年10月の内閣・党人事において、防衛大臣政務官を離任し、自由民主党国防部会長に就任、衆議院では安全保障委員会・外務委員会・国家安全保障に関する特別委員会の各理事を務めさせて頂いております。
 与党・安全保障に関するプロジェクトチームの一員として、2010年の民主党政権時の防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の見直しを昨年末に発表いたしました。しかし、これらの大綱・中期防を実現するため、予算の確保はもちろんのこと、国内外のご理解とご支援がなくてはどうにもなりません。その為にも党、そして、政権としても竹島・尖閣諸島・北方領土四島など、日本固有の領土の広報を徹底しなければなりません。
 特に中・韓との関係は深刻ではありますが、外交力を強め、日本の正当性を堂々と主張し、日本の島嶼防衛は、レーダー、艦船、航空機、陸自の配備を含めて、しっかり対応していく所存です。

 さて、日本経済はアベノミクス効果で円安・株高となり、明るい兆しが見え、大企業の業績は回復傾向ですが、多くの方にはまだ実感がないのが現状です。その為にも、第三の矢である景気対策に取り組み、デフレ脱却を目指さなければなりません。中小企業に対し税制・融資の支援などをしっかり実行していきたく存じます。
 何より、将来のために、日本は資源のない国から資源のある国へと変貌をとげることが必要です。メタンハイドレート、レアアースなど海洋資源の開発を推し進めていく所存です。2002年、静岡選出の故原田昇左右代議士に指名され、私は新エネルギー推進議員連盟の事務局長を務め、以降、海洋資源について勉強し続けております。そして、ここ2、3年で脚光を浴びてきました。太平洋側や日本海側に日本が100年以上も使用できる埋蔵量のメタンハイドレートがあることが分かっています。メタンハイドレートからはメタンガスが取り出すことができ、商業化が実現すれば電力供給の安定化や料金の引き下げ等につながることが期待できます。一昨年より更に予算を増し、実用化を目指し、国をあげて取り組んでいる最中です。一方、レアアースは、蓄電池、発光ダイオード、磁石などのエレクトニクス製品に必要不可欠な材料で、99%中国からの輸入に頼っています。しかし、日本の南東諸島付近にて200~400年分近い埋蔵量があることが、一昨年東大の調査でわかりました。
 元をたどれば2004年、大陸棚への申請締切りが2006年度末だと知り、当時衆議院議員2回生でした私は同期の仲間と、後に総理大臣になられた福田康夫先生、当時国土交通大臣の扇千景先生を長として、大陸棚調査推進議員連盟をつくりました。そして、予算を確保し調査をした結果、無事国連に申請でき、2012年4月に日本近海の大陸棚が申請通り認められました。その結果、日本の領海が1・8倍になり、その中にレアアースがあったわけです。日本が経済的によみがえるためにも、これら純国産の海洋資源開発は不可欠です。
 国の安全保障はもちろん、経済的にも強くて豊かな国づくりを目指し、日々邁進してまいります。